2013年10月18日金曜日

電気自動車についてのメモ

いまさら電気自動車の動向についてメモ。もっと普及してこないかなぁと。持続的社会には一番妥当な選択肢。

エネルギー効率を最適化するに当たっては確実に個別の自動車で発電するより、発電所から輸送
されたエネルギーを利用する方が高い。

世界で最も高効率の火力発電所はたしか効率が60%程度。設備の新旧、原油か石炭かで大きく
振れ幅はあるものの、先進国前提でいくとだいたい40~50%かな。送電ロスを入れても、せいぜい10%、現実的には5%程度を見込んでおけば良い。

実際には電気エネルギーとして供給される場合、原子力と水力もあるから、全体としてみると効率は高まる。

なので、電気自動車のエネルギー効率はは50%程に落ち着くはず。一方で、自動車エンジンのエネルギー効率って15%、ハイブリッドで30%くらい。

そりゃそうかぁ、自動車エンジンの場合はピストンで生んだエネルギーを前進するため変換して利用する。その分ロスは生まれてしまう。

あまり詳しくはないけど、電気自動車のモーターは理論上の限界値に近いレベルまで効率化が進んでて、普及の面ではたくさんネックがある。下記3つが主かなー。まだまだ不勉強だからもっと知りたい。
  • 既存のインフラ不足
    ガソスタの事細かに規定された設備に比べると非常に簡易で済みそう。ただ、ガソスタを運営している企業はあまりこれをやりたくないのでは。石油売る方がお金になるから。大幅な利ざやをつけて電気を売るのは少し難しそうな気がする。
  • 航続距離の短さ
    テスラのモデルSで400キロくらい、安心して遠出できる距離とは言えない。
  • 充電時間
    15分くらいかかったような。テスラが実演してたバッテリー交換なら給油よりも早いようだったけどコストがその分かかる
価格が相対的に高いってのもあるのかな。けれど、価値に対する顧客の認識価値だから、上記3つが有用性の観点で重要と思う。有用性が自動車の価値の前提、という前提で。

他にも、電気の発電元の効率を高めないといけない。中国は石炭が主な電源になってるから(なので石炭市場、関連銘柄は中国の気温を強く意識してる)、中国で電気自動車が普及しても効果は薄いと予想できる。逆にアイスランドやニュージーランドのような地熱発電を利用している国で電気自動車を利用するのなら、効果は非常に大きい(人口と自動車普及率の問題で実際にはあまり大きくないだけど)。

なので、電気自動車の川下の整備に加えて、川上の効率化についても色々と気になる。まずはテスラ以外に、もっと数多くの新興電気自動車企業が勃興しないものかと。たくさん出てはいなくなってしまったような気がする。

今度時間のあるときは、テラフジアとかマーヴェラスとか、個人的には夢があって好きな空飛ぶ車について調べてみよう。特にMaverickは理念の込められてるし素敵だなー。

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