2013年10月16日水曜日

長い休息

ふー、体調が優れぬ。運動もして健康管理もして。
精神的な問題なのかなー。もう少し様子を見よう。

昨日は殆ど寝ていて、それでもなにかしらやろう!
ということで日本語のエッセーを粗々で翻訳。
あとはずっと横臥。

寝転がりながら読んでいて気になったニュースが
貧困が個人の頭の鈍さを生み出しているというもの。

サイエンス誌に先頃発表された論文によれば、家計に不安を抱えていると、認知能力が大きく低下するという。研究では米ニュージャージー州のショッピングモールに来る低所得者層と、世界平均で見た貧困層に当たるインドのタミルナド州の農民からデータを集めた。するといずれの調査からも、家計のやりくりを考えるだけで分かった。アメリカの調査では、車を修理する人をテストした。すると高所得者や少額の修理で済む低所得者に比べ、多額の負担を強いられた低所得者の認知能力が低かった。インドでは、サトウキビを収穫する前と後で農民の認知能力を測った。すると、収穫を終えて金が入ってくることが分かっているときのほうが収穫前よりも認知テストの成績が高かった。

認知能力についての今回の研究結果の中で特に注目すべきなのは、貧困自体への理解に対するものかもしれない。貧しい人もそうでない人も誤った選択をすることはあるが、貧しい人は平均以上に誤った選択が多いという統計もある。そのため、貧困を引き起こすのは経済的事情より未熟な判断だという安易な結論に飛び付きがちだ。しかし今回の研究が示しているのは、まったく逆のことだ。判断力を狂わせ、誤った選択をさせるのは貧困のほうなのだ。

と言及してる(Newsweekより一部抜粋)。

気になるのは、認知能力の定義。この数値が高いと
どんな結果に結びつくのかなー。

数値を挙げることで改善しやすくなるとしたら、単純に
お金をばらまくことも有効な解決策になる。

もちろん、他の手段で飛躍的に高めることができて
低コストならそうなるんだろうけど、効率よくなくちゃ
人の手が介する程お金はかかるはずから。

次に気になるのが、貧困に至るプロセス。

貧困になる経路は主に2つ。貧困でない所得者が貧困に
陥る経路と、貧困世帯で育ってそのまま貧困になる経路、
主にこの2つのはず。

記事の中では誤った選択をする回数を比較してるけど、
選択できる選択肢の質の問題があって、それによって
結果は大きく異なる。機会不均衡の問題というか。

貧困世帯で育った人の方が、選択肢の中に貧困になる
経路が山のように存在していそう。なにより、正しい選択を
しても貧困になりそう。

苦しい状況下でずば抜けた判断や選択をすることって
本当に難しくて、貧困という状況が認知能力に悪影響を
与えているというのは、非常に短い期間でもそれを経験
した立場からするとわかるなぁ。

そして、セントオブアウーマンでアル・パチーノ演じる盲目の
退役軍人フランク・スレード中佐が、クリス・オドネル演じる
苦学生チャーリー・シムズを弁護するシーンを思い出す。

"Now I have come to the cross-roads in my life. I always knew what the right path was. Without exception, I knew, but I never took it. You know why? It was too damn hard. Now here's Charlie. He's come to the cross-roads. He has chosen a path. It's the right path. It's a path made of principle that leads to character. Let him continue on his journey."

いずれこんなことをぶちかませるようになりたいなと。

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