2014年6月20日金曜日

子供の貧困と財政破綻に関連する記事をよく目にする

知的なことを書こうと試みるも、
なかなかベースの知識不足が
響いてうまくいかない苦笑

ここ最近の時事ネタで言えば、
子供の貧困と日本の財政問題。

前者は相対的貧困率がOECDの
中で、日本が高水準にあるという
データに関連した話。

後者は日本の財政赤字が大きく
いずれ破綻するだろうって話。

貧困率については、疑義が多い。
相対的貧困という点もそうだけど、
そもそもデータについて、異論が
多いと聞く。

日本の場合、子供の状況につき
十分に把握できていて、データを
収集しやすいとかなんとか。

その点でデータの信憑性は比較的
高いらしい。

しかしながら、よく比較対象として
引き出されるアメリカは、十分に
貧困層のデータを把握し切れてなく
子供の貧困は捻出されるデータより
ずっと大きいはずだ、というのが
研究者の肌感覚らしい。

それを聞くと、発表データを鵜呑みし
「日本の子供の貧困は世界レベルで
見ても深刻だ」という主張に対して
少々早計な印象を持つ。

まぁ、自分の育った環境とか一緒に
勉強した友人の環境を思い返すと、
深刻な貧困があるには違いないが。

今後、このデータについてもう少し
データの背景を把握していきたい。

日本の財政破綻に関する議論は、
正直本質的でないものが多い印象。

結論として、論理上破綻はありえず、
現実問題としてもなさそうだなと。

麻生さんが大昔に、日本の破綻は
あり得ないと言っている話があって、
それに対して先日反論してる記事
読んだけど、本当に残念な内容。

基本的にお金をすることが許される、
日本のような国が破綻はしないから
その機能の無い家計を例に説明を
しても誤謬がおおいにある。

ロゴフが言うように、国の借金返済は
IMFのような財政緊縮を矯正する外部
期間が入ってもうまくはいかない。

歴史的は、戦争かハイパーインフレで
解決してきてるわけだし、プライマリー
バランスを整えるのでは解決しないと
思える。

十分なリサーチが足りないけど一般に
経済停滞と経済破綻をごっちゃにした
議論が目につく印象。

どちらかといえば、インフレ後の処理、
例えば、通貨の信頼回復、インフレの
収束の後のプライマリーバランスの
確保、という流れの議論の方がなんか
おもしろそうだなー。

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