2014年5月18日日曜日

英語の勉強方法の整理(その3)

外観についてはその1、その2に整理をしたが具体的な勉強に関して書いて行こうと思う。
基本的な勉強方法はこの本を参照するのがいいと思うが、原則として読み書き、一方的発話に関しては
  1. 単語暗記
  2. 文法項目の例文暗記
  3. パラグラフリーディング
  4. 気の赴くままのライティング
テーマ指定の一方的発話、対人の相互の対話に関しては
  1. テーマ設定のライティング
  2. シャドーイングとリスニング
  3. 一人英会話
で鍛えられる。

それぞれについて、自分が実践したことを記載すると次のようになる。
  1. 単語暗記
    朝なり昼なり、市販の単語帳に記載の単語を暗記する時間を設ける。ステップとして
    1. 市販の単語帳を一週間以内にすべて目を通し、5秒以内に意味を引き出すことのできる単語と、そうでない単語をより分ける(あくまで、できない単語をあぶり出すための作業)
    2. 知らない単語を単語ノート、または単語カードにまとめる。単語カードが持ち歩けること、また、フラッシュカードとしてテストのように使えることからオススメ
    3. 単語カードを一日で記憶する単語数に分ける。負荷が大きくなりすぎないよう少なめで良いが、覚えたいスケジュールにあわせて量を変動させる。
    4. 1日分の単語カードについては、英単語をみて5秒以内に意味を思い出せるかチェックする。思い出せる単語、そうでない単語に分ける。テスト機能として、その日のうちに自分がどの単語を覚えたか頭の中で思い出してみる。また、翌日、思い出せなかった単語を再度チェックする(テスト機能)。これが単語カードひとまとまり分の処理方法。
    5. 単語カードが5冊あるなら、2日目には、初日にできなかった単語のチェックと、2日目分の新規単語カードの記憶をやることになる。3日目は2日目にできなかった単語チェックと、3日目分の新規単語カードの暗記という風に、テストパートと記憶パートが並行することになる。
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      テキストややり方などは自由でいいと思うものの、覚えることと並行して、引き出すことを繰り返すことが重要。例えば、歩きながらその日に覚えた単語を思い出すだったり、自製したテストをやるだったり。これやるだけで長期記憶への定着が全然違う。

      *翌日やるというのは、記憶曲線をベースにもっとも復習する効果があるとの判断
      *覚えていないことに対してフラストレーションを感じると継続できなくなるので、覚えてたらラッキー、と言う程度の心構えでやる
      *DUOのように、単語と例文が一体化したCDなどがあれば、それを聞き流しているだけで大分記憶に定着しやすい(DUOのCDについては上記リンク先の復習用がよい)
      *日々のWritingの際に新しい単語を使おうとすると頭に残りやすい
      *単語を書いて覚える際は4回までで、それぞれ色を変えて書くと記憶に定着しやすい。4回と5回以上とで記憶の定着率に大きな差はない。

  2. 文法項目別の例文暗記
    文法書に記載されている例文の暗記。中高の記憶を辿って書いているので効果が怪しい部分があるが(怪しいというのは時間がかかりすぎるかもしれない、という観点で)、文法項目に沿って一つ例文を覚えておく。例えば、不定詞の名詞的用法には主語、補語、目的語が存在するが、それを覚える(To get up early is good for our health、とか)。ただ、例のように、直ぐに意味が取れるような自明の文法項目については今更覚える必要は無く、あくまで直ぐに意味が取れないような構造を持っている典型文法について記憶すれば足る。

  3. パラグラフリーディング
    新聞記事や関心のある分野の文章や本を英語で読む。慣れるまで、主語と動詞や関係代名詞節の範囲などといった、文法構造を意識しながら読みすすめていく。次第に文法構造を意識するまでもなく、すんなり読めるようになる。移動時間の30分ほどを1ヶ月も継続すればかなりスピードは増す。

  4. 気の赴くままのライティング日々15分程度でも良いので毎日アウトプットする。上述の通り、その日に学習した単語を文章中に入れると記憶に残りやすくなる。ここで書くことは何でも良くて、タイプライティングの練習程度と思ってOK。なるべく、文法に忠実に書いた方がよいので、わからない場合は調べながらやる。

  5. テーマ設定のライティング
    基本的なエッセーの書き方は大差ないので、どのテキストを使用するかは個人の好み次第だが、ネットでの評価を元にBaronsが出版しているテキストを使用。このテキストをもとに、時間制限(15分~25分程度)でエッセーを構成していく練習を重ねた。テキスト末にたくさんの質問が掲載されてるので、それに応える形でテーマが設定されているエッセーに対応する。

  6. シャドーイングとリスニング
    自分が発音できない単語(正確には、正しい発音を認識していない単語)について聞き取ることはできないので、余裕があるなら母音、子音から発音練習をする。その後、シャドーイングの教材に沿ってリスニングとシャドーイングを繰り返す。自分の発話内容を録音し、CDと聞き比べてることが肝要。違いを矯正するためにどのようなトレーニングが必要なのか見極める(イントネーションなのか、母音の発音なのか、子音の発音なのか)。母音・子音の発音は、単語に対する認識の違いなのか、そもそもの発音の仕方の問題なのか把握する。

    ただ、この項目ここについて、適切なテキストは提示しづらい。というのは、私の場合、背伸びをしてアメリカのソープドラマやシットコム、ラジオニュースをシャドーイングしていたため、段階に応じた適切な教材をこの場で提示できない。なお、利用していた/いる物については下記。
    1. Friends
    2. How I Met Your Mother
    3. The Mentalist
    4. Bloomberg Radio

  7. 一人英会話
    これをやると気持ち悪がられてしまうが、生活を英語に染めるために独り言や考え事を英語で行う。例えば、電車の中で「今日は空いているなぁ」とか、「お昼ご飯なにを食べようかなぁ」とか、そんなことを英語でやっていく。

    また、自分に質問をして、声を出して回答することを繰り返していく。例えば、「今日はなにをする?」とか、「今日の良かったことは?」とか、そんなこと。時間を取れるときには、自分の一人英会話内容を録音して文法の誤りのクセや繰り返し使用している表現を確認できると良い。そうすれば、同じ表現を繰り返しているものについては、別の表現を学ぶことで多様化できるし、文法の誤りは多くの場合クセになっているので、意識付けと練習を通じて改善することができる。

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